みなさん、こんにちは!
みなみです。
タイで現地採用になるにはどうすればいいのか・・?
前回のブログで、必要な条件を4点ご紹介しました。
条件を満たしたら、具体的な行動に移していきましょう。
まずは日本語の履歴書、職務経歴書をWordかExcelで用意しましょう。
英文の職務経歴書を求められることもあります。
昔は手書きでしたが、今はWordかExcelで作るのが主流です。
そのうえで、人材紹介会社に登録しましょう。
タイには日系の人材紹介会社がたくさんありますので、それらを利用すると良いです。
有名なところはこれらです。
https://pasona.co.th/ja
https://adeccojapanese.asia
https://kamome.asia/thailand
https://www.reeracoen.co.th/ja
https://www.personnelconsultant.co.th
https://www.jac-recruitment.co.th/ja?source=google.com
全部日本語対応ですので簡単ですし、無料です。
登録をする際に、履歴書などもサイトを通じて送ります。
1社だけではなく、複数社に申し込む方がお仕事の紹介がより多く来て有利です。
日本からでも申し込めます。
後で紹介会社から連絡がきて、オンライン面談、英語力・タイ語力の簡単なテストを受けて登録完了です。
後は紹介会社からメールで求人票が送られてきますので、気に入ったら応募します。
紹介されたら絶対応募しないといけない! ということはなく、自由に決められます。
書類選考が通れば面接となりますが、1回目はオンラインが多いです。
もしタイに滞在していれば、初回から対面になることもあります。
日本に親会社がある会社ですと、そこで面接になることもあります。
2回目以降の面接は、タイ側の会社で対面ですることがほとんどですので、日本から応募した場合はタイに渡航するか、よっぽど気に入られれば会社側がわざわざ日本に来てくれることもあります。
タイの現地採用の面接では何を聞かれるか・・!?
まず、もし転職歴があれば、辞めた理由を確実に聞かれます。
何か問題を起こして辞めたのでは・・!? と思われるため、答えを考えておきましょう。
なぜタイで現地採用になりたいのか、タイで何年仕事をする予定か、これも高確率で聞かれますので、答えを考えておきましょう。
採用する側としては、タイになじめず短期間で辞めてしまうのではないか・・と心配するので、説得力のある返事ができることが大切です。
日本では面接で給料の話をするのはタブーみたいな感じがありますが、タイでは給料の希望額を明確に伝えるのが普通です。
これも面接で聞かれますので、答えを考えておきましょう。
御社の規定に従います・・みたいなあいまいな答えではなく、1カ月あたりの金額を具体的にバーツで答えます。
求人票に給与レンジが書いてありますので、それを参考に考えると良いです。
タイは国籍に応じて月給の下限が決まっていて、日本人は5万バーツ(一部の特定の仕事は別途規定あり)となっていますので、これより少ないことはないです。
タイもボーナスはあり、通常年1~2回出ます。
金額は、年間合計で基本給の3カ月分あたりが相場ですが、会社によって上下しますので、面接で確認しましょう。
ボーナスは基本給をベースに計算しますので、なるべく基本給が高い方が有利です。
例えば、給料が月8万バーツと決まった場合、基本給も8万バーツなのが一番です。
会社によっては基本給を少なめにして、いろんな手当を組み合わせて8万バーツにすることもあります。
この場合、月々の給料は希望通りになっても、ボーナスは基本給をベースに計算されて少なめとなりますので、気をつけましょう。
昇給は年1回、3%あたりが相場です。
これも会社と評価によります。
日本みたいに昇給がない、わずか・・というケースは稀です。
現地採用の福利厚生も会社によりますが、僕が実際に支給されたことがあるのは、
・年1回日本に一時帰国する費用を支援(会社が航空券を支給)
・住宅手当(会社が家賃を出してくれる)
・退職金共済(給料から3~5%程度引かれて積立、辞めた時に利益がついて返ってくる)
・医療保険(日本の海外旅行保険、またはタイの医療保険をかけてくれる)
・ドライバー付社用車を支給(朝夕の通勤や仕事上の移動で使える)
・通信費補助(会社がスマホまたはSimカードを貸出、通信費を会社が出してくれる)
・昼食支給(会社に食堂があってタダで食べられる、工場によくある)
これらでした。
その他、僕は支給されたことはないですが、
・所得税を会社が負担(給料がそのまま手取りになる)
・子供の日本人学校の費用を支援
・日本の国民年金を会社が負担
駐在員レベルの超高待遇ですが、めったにないです。
福利厚生は一切なし、毎月の給料、ボーナスのみ! という会社も結構ありますので、その場合は希望給与をやや多めに提示すると良いです。
福利厚生の中で、タイの社会保険加入、ビザと労働許可証を支給・・を提示されますが、これはあって当たり前、なかったらヤバイ・・というものです。
すごくイイ待遇・・! というものではないです。
手取りの割合は、日本よりタイの方が高いです。
日本は所得税と社会保険を引いた手取りは7~8割くらいになりますが、タイはほぼ9割近くになります。
手取り額は待遇次第で大きく変わりますが、手取りの割合は日本より高くておトクです。
面接で合意できれば内定です。
人材紹介会社を通じて内定書が出ますので、確認してOKならサインして送り返して確定です。
時々、面接と話が違う、待遇が面接で合意した内容より低めにされている・・ということがありますので気をつけましょう。
承諾するかどうかはご本人次第ですが、そんなセコイことをする会社は僕の経験上、ブラックな会社である可能性がありますので、場合によっては辞退も考えましょう。
日系企業なら日本人経営だから大丈夫! 大手一流企業の子会社なら良いはず! と思ったら甘いです。
日本にブラック企業があるように、タイもブラック企業はバリバリあります。
僕はタイで10年以上仕事をしてきたうえ、タイで転職歴もあります。
日本では知らない人はいないであろう、大手老舗優良企業のタイ子会社に入ったこともあります。
じゃあそこはバリバリ高待遇、ホワイト企業だったか・・!?
とんでもない、ここはホントにあの大手優良企業の子会社なのか!? と疑うようなひどいレベルでした。
面接は会社が人財を選ぶ場であるのは確かですが、同時に求職者が会社を選ぶ場でもあります。
早く仕事を見つけたい・・! と思う気持ちはよく分かりますが、見極めが大事です。
僕のブログの読者のみなさんがブラック企業に引っかからないことを願っています。
内定が出て仕事が決まって、入社するまでのステップも、今後少しずつご紹介していきます。
日本なら内定が出たら翌日から出社・・ということもありますが、タイはそういうわけにはいかず、さらにいくつかのステップがあります。
今後のブログにご期待下さい。


