みなさん、こんにちは!
みなみです。
日本からタイに駐在として赴任する時、単身で行く場合、家族と一緒に行く場合、それぞれあります。
どちらが良いでしょうか・・?
僕はタイで10年以上仕事をしてきて、自身が駐在として赴任する、現地採用としてそうした方を受け入れる、どちらも経験しました。
会社の都合で考えるなら、単身が断然良いです。
赴任する方の人選は、独身の方、子供のいない方、子供はいても大きくて手のかからない方が良いです。
家族帯同は、タイ側が十分利益が出ている、予算達成も見込める状態になっているなら・・が良いです。
理由は、駐在員は人件費が高額だからです。
タイ側の人件費をよく見てみましょう。
人件費のダントツ1位は誰か・・駐在員のはずです。
現地採用やタイ人の方が高給・・ということはまずありえないです。
会社は駐在員を1人出すだけで、年間1,000万円以上は軽くかかります。
駐在員本人は “いやいや、そんなにもらってないよ!” と思うかもしれないですが、他にも多くのコストがかかっています。
給料に加えて駐在手当、赴任時の支度金、引っ越し、現地で部屋を借りる家賃、海外旅行保険、ビザ・労働許可証、所得税を会社が負担など・・いろいろとかかります。
しかも今は超円安なので、それらはさらに高くなります。
なので、どうしても大きな金額になります。
もし家族帯同なら、金額はさらに跳ね上がります。
奥さん1人だけなら大したことないですが、もし家族全員となれば部屋は単身者用ではなく家族向けの広い部屋が必要、子供を日本人学校に通わせる費用もかかる、家族にもビザ・海外旅行保険を支給することになります。
想像するだけでも、結構な額になることはお分かり頂けるかと思います。
しかもこれらはどうにも削減できない固定費となります。
なのでタイ側が儲かっていない、赤字、予算未達なら、単身にする方が良いということです。
家族帯同はタイ側が十分儲かっているなら・・が良いです。
僕は以前、日系の自動車部品工場などで総務経理の統括責任者をやっていましたが、タイ子会社が赤字で苦しいのになんと、駐在員が家族5人で赴任!! ということがありました。
人件費はうなぎ上り、赤字がさらに膨れ上がり、あんたらはタイ子会社をつぶしに来たのかっ! と言わんばかりの状況になりました。
駐在員は、現地採用・タイ人から見たらうらやましい限りの高待遇・福利厚生を受けています。
それに見合う成果を、3~5年位という限られた任期の中で出さなければならないことを肝に銘じておきましょう。
駐在員の人数は、なるべく少ない方が良いです。
昔は駐在員が主体で会社を運営することが多かったですが、今は現地採用・タイ人で会社を回していける、いわゆる現地化が基本です。
駐在員が多い会社は、人件費が高額、利益が出にくい、商品の値段も高くなる、競争力が落ちる
駐在員が少ない会社は、人件費が抑えられる、利益が出やすい、商品の値段も安くできる、競争力が上がる
ということです。
いかがでしたか?
このブログでは、タイで10年以上仕事をしてきた経験者がタイでの成功のノウハウを紹介しています。
みなさまのお役に立てれば幸いです。



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