みなさん、こんにちは!
みなみです。
このブログの執筆時点(2025年12月始め)では、日本は超円安、タイは逆に超バーツ高です。
僕は10年以上前にタイに移住しましたが、昔は1バーツ = 3.3円位でした。
それが今はなんと! 1バーツ = 4.8円位です。
もしかしたら、タイで現地採用になったら稼げるのでは!? と思いますよね?
そこでタイ在住10年以上、タイで留学・駐在・現地採用のいずれも経験した僕が、とにかく最速で現地採用になりたい!! という方にそのための条件をご紹介します。
まず、タイで現地採用になるのは難しいのか!?
4つの条件を満たせば、実は簡単です。
1 英語かタイ語のどちらかがビジネスレベル
英語もタイ語もダメ、日本語しかできない! これではさすがに厳しいです。
“通訳がいるから日本語だけでもOK” という求人もありますが、かなり稀です。
まずはどちらかができるようになりましょう。
会社や仕事内容によりますが、基本的には勤務地がバンコクですと英語ができる方が有利で、地方や工場勤務ですとタイ語ができると有利です。
2 5年以上の職務経験がある
タイの日本人向けの求人は8割くらいが営業です。
営業経験者がタイでも営業をめざすなら、職探しは早くてラクです。
新規開拓ができる方は、特に重宝されます。
業界にもよりますが、タイでの営業は飲みやゴルフで仲良くなって仕事をもらう・・ということがよくありますので、夜の接待・ゴルフ接待ができると有利です。
製造、技術、品証、ITといった技術系も有利です。
需要(求人数)と供給(応募数)のバランスを見ると供給が圧倒的に少ないので、引っ張りだこです。
その他、総務・経理といった間接部門の求人もありますが、少なめです。
タイの日本人向けの求人は、経験者・即戦力の募集が圧倒的に多いです。
未経験、新卒を採用してゼロから育てる・・という求人は稀です。
なので日本かどこかで仕事の経験を積んだうえで、その経験を生かして仕事を探す・・というスタイルになります。
役職は日本でいう係長・課長以上(もしくはさらに上)に就くことがほとんどです。
下っ端とかヒラ・・ということはまずないです。
タイ人の部下を持ってマネジメントをすることになります。
役職に就きたくない、ずっと一般社員でいい・・という方は、タイではちょっと厳しい・・と考えた方が良いかもしれません。
3 (日系企業を狙うなら)転職歴が少ない
日系企業を狙う場合は、選考・面接するのは日本人です。
日本では転職歴が多いと避けられがちですが、タイでも選考するのはそうした方ですので、同じ傾向になります。
転職歴が多いと絶対無理! とまでは言いませんが、どうしても書類選考でハネられることが多くなります。
タイ系・外資系でしたら、転職歴でとやかく言われることはほぼないです。
逆にいろんな会社で経験を積んできている・・とプラスに見られることさえあります。
4 (該当する方はまずいないと思いますが)指定の病気でない
書類選考・面接も合格しても、最後に1つ関門があります。
タイで仕事をするには、就労ビザと労働許可証の両方が必要になるのですが、労働許可証を申請する時に簡単な検診を受けて、その診断書を出すことになっています。
その中で、
・ハンセン病
・結核
・薬物依存症
・アルコール中毒
・象皮病
・梅毒
これらのうちどれか1つでも当てはまる病気がありますと、労働許可証が取れません。
労働許可証がないと、仕事はできません。
いやいや、就労ビザさえあればいいんでしょう!? と言う人がいますが、それは間違いです。
タイで仕事をするなら、就労ビザと労働許可証の両方が絶対必要になります。
該当する方はまずいないと思いますが、万一該当するなら、まずはタイに行く前にしっかり治療しましょう。
学歴や年齢、その他
条件はこれら4点です。
あれ・・? 学歴はないの!? と思われるかもしれないですが、ないです。
タイでの仕事に関する情報をいろいろと見ていると、学歴云々・・と書かれているものがありますが、実は高卒でも全然大丈夫です。
卒業したばかり、職務経験が浅いのはさすがに厳しいですが、5年以上の経験があれば問題ないです。
よほど特殊な仕事でない限り、気にしなくて大丈夫です。
僕はタイの日系企業で総務・経理の統括責任者として10年以上勤務してきて、日本人のビザ・労働許可証の管理もしてきましたが、学歴を理由にビザ・労働許可証の申請を却下された試しがないです。
事実、以前工場で電気関係、設備を管理する日本人技術者の方を採用したことがありますが、その方はこの道ウン十年のベテラン、でも学歴は高卒でした。
じゃあ、その方がビザ・労働許可証を取るのは大変だったのか!?
全然楽勝でした。
ビザ・労働許可証を取るうえでは、学歴よりも経験の方がよっぽど大事だということです。
もし学歴を理由に “どうせ無理・・” と思っているならとんでもない間違いですので、気にせずチャレンジしましょう。
年齢は、会社や仕事内容によってまちまちです。
経営層が比較的若手でしたら、年上の部下はちょっと・・と敬遠することがありますが、逆にシニア層歓迎! というところもあります。
シニア層が持つ優れた知識・経験を若手に教えてやってほしい・・という根強い需要があるのです。
タイでは年長者の方も十分チャンスはありますので、”もう年だから無理・・” とあきらめるのはもったいないです。
タイで現地採用になるメリット・デメリット、面接対策なども、他のブログで少しずつ紹介していきますので、ご期待下さい。


